今回は「ペラサイト」に興味がある方に向けた記事です。
ペラサイトとは?
ペラサイトとは、サイトアフィリエイトの手法の1つで、
「1ページのみで構成されるアフィリエイトサイト」のことです。
商品やサービスを販売するために作られた縦に長いページで、LP(ランディングページ)と呼ばれたりもします。ページの一番下には購入ボタンや公式サイトへのリンクが貼られています。
(例)「口臭対策.com」
このような1ページのサイトを複数作って稼ぐことを
一般的に「ペラサイトで稼ぐ」といっています。
ペラサイトは、1ページのみで勝負するので、読者が「検索」してきたキーワードに対する答えが「一致」していなければ商品は売れません。つまり読者が欲している内容(検索ニーズに対する回答)を、凝縮させた良質なページにしてお届けする必要があります。
ペラサイトのメリット
・サイト作成に時間がかからない
・たった1ページでも利益がだせる
・サイトの検索順位が落ちてもダメージが少ない
サイト作成に時間がかからない
通常のブログやサイトと比べ、ペラサイトは作成時間がそれほどかかりません。
初めて取り組むのであれば数日~1週間ほどかかるかもしれませんが、
慣れると30分~半日くらいで作成できてしまいます。
たった1ページでも利益がだせる
通常のブログやサイトでは複数の記事を更新しますが、ペラサイトは1ページのみにピンポイントで商品紹介するので、実際の作業は、①商品選び②キーワード選定③商品ページ作成④公開のみです。キーワードが当たれば早い段階で稼ぎ始めることも可能です。
サイトの検索順位が落ちてもダメージが少ない
何百ページもある自分の運営ブログやサイトが、もしも検索順位が圏外に飛ばされたらショックですよね。しかしペラサイトは1ページのみの商品サイトを複数つくっていきながら稼ぐ手法ですので、ある日突然、1つのペラサイトのアフィリエイト商品の販売が終了してしまったり、YahooやGoogleなどの検索上位表示条件の変更などで、検索順位が落ちてしまってもそれほどダメージも少なくありません。
ペラサイトのデメリット
・量産していくとドメイン代もかかる
・ある程度のライティングスキルが必要
・すべてのペラサイトが売れるわけではない
量産していくとドメイン代もかかる
ペラサイトは1サイト作成ごとにドメイン購入費用が発生します。ドメインは通常、毎年更新料が発生しますので、利益が出なければその分は赤字になってしまいます。
→デメリット解決方法・・・ドメインには最初の年だけ金額が安く、翌年の更新から通常価格となるものもあります。まずは1年間、安いドメインで試してみて成果の出たサイトドメインのみ更新し、成果の出なかったドメインは更新せずに終了させるという方法もあります。そうすれば経費の痛手をかなり回避できます。
ある程度のライティングスキルが必要
ペラサイトは1ページの中で、読者の疑問や悩みに共感を与え、問題解決のための知識を提供し、「この商品なら問題が解決できるかもしれない」と思わせ、読者に商品の購入を促さなければなりません。つまり読者を購入に導くための文章が書けなければなりません。(これを一般的にライティングスキルといいます。)
→デメリット解決方法・・・最初からライティングスキルが身についている人はいません。これは自分自身がペラサイトを作り続けていく中で磨き上げていくしかありません。
ライバルサイトをリサーチすることや、AIDMA(アイドマ)の法則・PASONA(パソナ)の法則などを意識することで、ライティングスキルを磨くことができます。(以下の記事で解説しています)
すべてのペラサイトが売れるわけではない
ペラサイトをどんどん作成していくときに、必ず売れるサイトと売れないサイトに分かれていきます。100サイトつくって1サイトしか売れない人もいれば、10サイトつくって1サイト売れる人もいます。これはもう仕方のないことです。どんなに月収100万以上稼いでいる人でも、作成したすべてのサイトが売れるわけではありません。
→デメリット解決方法・・・ライバルの多さや、キーワード選定やコンテンツの内容によってそれは左右されます。実際にはサイトを作り続けて行かなければどのサイトが当たるかどうかわかりません。悩んだり心配するよりも、まずは行動を起こしてどんどんサイトをつくっていきながら、キーワード選定やコンテンツの内容など実践でスキルを磨くのが一番です。
ペラサイトを始める前の3つの準備
ペラサイトを始めるにあたって、準備することは3つ。
1つめはサーバーのレンタル、2つめはドメインの購入、3つめはサイト作成ツールです。
サーバーをレンタルする
サーバーレンタルにおすすめなのは2つ。
1つはエックスサーバー、2つめはヘテムルです。
エックスサーバーはレンタルサーバーの王道といわれていますが、じつはペラサイトを量産していく場合は、「サーバーの性能」を考えると個人的にはヘテムルのほうがオススメです。(※以下の比較表は各サービスの下位プランを対象にしています)
サーバー名 | ヘテムル | エックスサーバー |
---|---|---|
CPU | 20コア | 20コア |
メモリ | 128GB | 192GB |
ストレージ | SSD 256GB | HDD 200GB |
転送量 | 120GB/日 | 70GB/日 |
スペック部分を比較すると、メモリはエックスサーバーが上回っていますが、ストレージ・転送量はヘテムルが上回っています。仮に1日10万PVのアクセスがあった場合、ヘテムルは許容範囲内ですが、エックスサーバーだとエラーページが表示される可能性もでてきます。
ドメインを購入する
次にドメインの購入はどこにするか?
これもたくさんあって正直迷うと思います。
一般的には「お名前.com」が王道ですが、これもよくよく調べてみると「ムームードメイン」のほうが余計な費用がかからずオススメです。
お名前.comは一見、ドメインの取得なども安く使える印象ですが、その他の付加サービスに加入することが条件だったり、トータルでの料金はそこそこかかってしまいます。
できるだけトータルで安くしたいなら個人的には「ムームードメイン」です。私は現在1ドメインあたり消費税込みで74円のもの(.xyz)を使用しています。最初の1年のみの破格の値段ですが、365日以内に成果の出なそうなサイトなら更新せずに終了するのでほぼ痛手はありません。
もしそのサイトから1件でも売れれば(仮に報酬が2000円だったとしたなら)翌年分のドメイン更新料を確保したことになるのでそのまま更新します。2つ以上売れれば黒字ということになります。
ペラサイトでそこそこ成果がでてきたなら、「.com」「.jp」など1000円以上する単価のドメインを購入してみても良いと思います。
便利なサイト作成ツールを使おう
サーバーとドメインの準備ができたら、いよいよサイトをつくります。
ペラサイトをつくるには、すでにペラサイトのテンプレートが用意されている「SIRIUS(シリウス)」というソフトを使うことをオススメします。もちろんWordPress(無料)などで作成する方法もありますが、商品を販売するページのクオリティとしては無料だと物足りなく思われるでしょう。
SIRIUSは有料ですが、テンプレートが豊富にあるので、サイト全体のレイアウトやヘッダー画像などに悩む時間を大幅に軽減できます。
シリウスのサイト作成画面はこんな感じ。
直観的な操作でページが作成できる「デザインモード」は
プログラムが苦手な人も安心です。
簡単な操作方法であっという間にデザイン性の高いサイトが作成できるので、初心者の方にとってはかなり重宝すると思います。
専門的な知識がなくても、SEOに強いサイトを構築してくれるのもありがたいです。
ちなみに冒頭でお伝えしたペラサイトは、私が初心者の頃にSIRIUS(シリウス)で作ったものです。テンプレートやヘッダー画像なども多数準備されており、ほとんど文章構成だけに集中できたので、約半日くらいで完成しました。(今ではシリウスにも慣れ、1サイト30分~1時間程度で作れるようになりました)
SIRIUS(シリウス)は通常版と上位版と2種類あり、基本的なサイト生成機能を備えたSIRIUS通常版は、18,800円(税込)、上級者向けの追加機能(スマホサイト同時生成機能など)が搭載されたSIRIUS上位版は24,800円(税込)で販売されています。
SIRIUS(シリウス)の購入はこちら
ペラサイトの作り方
ペラサイトをつくる流れは以下のとおりです。
1.ASPに登録する
2.ジャンルを決める
3.商品を決める
4.キーワードを決める
5.ライバルをチェックする
6.ドメインを取得する
7.サイトを作成する
ASPに登録する
まずはASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に登録し、アフィリエイトができるようにします。ASPは複数ありますが、まずは業界最大手であるA8.netで始めるのがおすすめです。理由は登録されているアフィリエイト商品数が圧倒的に多く、メディアなどで紹介されている「売れる商品」がたくさんあるからです。初心者の方はまずはここから始めてみると良いと思います。
ジャンルを決める
ASPにはあらゆるジャンルの商品がありますが、その中でもあなた自身が興味のあるジャンルを選んだほうが記事作成がしやすいはずです。できるだけ参入しやすいジャンルを選ぶのも効率よくサイト作成をするコツの1つです。
商品を決める
ジャンルを決めたら、今度はアフィリエイトする商品を選んでいきましょう。
例えば「金融・FX・クレジットカード」など報酬単価の高い商品は、すでに強力なライバルが多数いる状況なので、あまりおすすめはしません。できるだけライバルの少なそうな商品を選ぶのも1つの戦略です。
キーワードを決める
キーワードは無料で調べることができる「Yahooの虫眼鏡」や、「関連キーワードツール」「goodkeyword」などで調べるのもおすすめです。
1つのキーワードを入れると、現在リアルタイムで多く検索されている複合ワードが表示されるので、検索ニーズを把握しやすいです。
またメインキーワード+「なかなか検索されないけどたまに連想されそうなキーワード」を組み合わせてサイトをつくるという手法もあります。当たればライバルのほとんどいない状況で、検索1ページ目に上位表示されるなんてこともあります。そうすれば稼げる確率がグンとアップしたりもします。
つまり読者のニーズの多さを狙うのも良し、ニーズの少なさを狙うのも良し、どちらか片方が正解というのはありません。自分自身でどんどん試しながらサイトをつくっていかなければ実際にどのような結果が出るかはわからないのです。
ライバルをチェックする
キーワード検索ツールを使って表示された上位ペラサイトをチェックしましょう。あなたはその上位サイトよりもどこか優れたサイトを作らなければ、上位表示で勝つことはできません。
ただしコンテンツを充実させたり、見やすい画像を載せたり、問題解決ができると思わせるライティングだったり、何らかの個性を発揮することができれば売れるサイトになることが可能です。
ドメインを取得する
ライバルチェックをし、商品が決まったら、サイトのタイトルやドメインを決めましょう。以前はローマ字のドメインしかありませんでしたが、現在は日本語名のドメイン取得も可能となっています。
サイトを作成する
いよいよサイトを作成します。ペラサイトは1ページで商品を購入してもらう必要があるので、どのような流れで文章を構成していくかを考えましょう。
結論からいうと、
読者が商品を購入するのは心が動いたときです。
先ほども少し触れましたが、
読者の心を動かし商品を購入してもらうためには、人間の購買意欲を掻き立てるための文章構成がカギとなります。そこで役立つのが以下の2つの法則です。ぜひこの法則に従って文章を構成してみてください。
AIDMAの法則
AIDOMAの法則とは、消費者が商品を購入するまでの心理的プロセスです。それぞれのプロセスを意識しながら文章をつくっていくのがおすすめです。
Attention(注意)商品の存在を知る
Interest(関心)商品に興味を持つ
Desire(欲求)商品を欲しいと思う
Memory(記憶)商品を記憶する
Action(行動)商品を購入する
PASONAの法則
PASONAの法則は、消費者の購買行動を促すためのライティングテクニックです。特に悩みを解決する商品を紹介するときに効果を発揮します。それぞれのポイントを文章に加えながらサイトをつくっていきましょう。
Problem(問題)問題点を明確にする
Agitation(扇動)問題点を指摘して煽り立てる
Solution(解決策)解決策を提示する
Narrow down(絞込)訪問者の購買意欲を高める
Action(行動)商品の購入を促す
ペラサイト作成後に習慣化したいこと
継続してペラサイトで稼ぎ続けるために、
ペラサイト作成後に行うべき大切な作業があります。
それは自分の作ったペラサイトを分析し、
修正が必要であれば手直しすることです。
具体的には
①サイトの見直し
②サイトの修正
③サイトのアクセス数や売上数の検証、文章の見直しチェックなど
④修正点の発見
この作業を繰り返し行います。
Plan(プラン)→Do(行動)→Check(検証・評価)→Answer(気づき・発見)
このような改善方法を一般的に「PDCAサイクル」といいます。
一度サイトを作ったら放置するのではなく、PDCAサイクルを回しながら、定期的に見直しを加えることでサイトのパワーも増し、売上アップにもつながっていきます。
ペラサイトの作成に慣れてくると、知恵と経験がついてきます。
以前よりも「こうした方が良い」という改善案も自然と浮かびやすくなってきます。
さいごに
ネットで稼ぐ方法の中では、比較的初心者でも参入しやすいビジネスです。作業自体もサイト作成やライティングを繰り返し行うため、自分自身のスキルアップをしたい人にもおすすめ。興味のある方はぜひ挑戦してみてください。